超軌道分裂による新奇巨大界面応答 文部科学省 科学研究費補助金 学術変革領域研究(B)

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<プレスリリース>強誘電ナノドメインの交流電圧応答を世界で初めて直接可視化

A02班 佐藤グループは、エコー診断などに用いられる圧電単結晶におけるナノドメインの交流電圧に対する応答「交流電圧印加その場電子顕微鏡法」で直接観察することに成功しました。圧電特性の向上に関係するマイクロドメインの成長や特性の劣化に繋がる複数のマイクロドメインバンドの発達が観察され、圧電特性のさらなる向上やひいては医療の高度化に繋がり得る材料設計指針が得られたものと考えられます。

本成果は令和6年12月13日に米国物理学協会発行の「Applied Physics Letters」に掲載され、熊本大学よりプレスリリースを行いました。

<論文>
Yukio Sato, “Response of ferroelectric nanodomain to alternative-current electric fields in morphotropic phase boundary Pb(Mg1/3Nb2/3)O3-PbTiO3”, Appl. Phys. Lett. 125, 242906 (2024).

<論文URL>
https://pubs.aip.org/aip/apl/article-abstract/125/24/242906/3325680/Response-of-ferroelectric-nanodomain-to?redirectedFrom=fulltext
DOI: 10.1063/5.0232904

<プレスリリース>
世界初!エコー診断用圧電単結晶におけるナノドメインの交流電圧応答を直接可視化
https://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/sizen/20241211-2